シックハウス症候群にならないためのこどもに優しい家を建てましょう
住宅に使用されている化学物質を原因として起こるアレルギーの1つがシックハウス症候群です。その症状は人によって大きく異なりますが、花粉症と似た症状が出る方も多いため、シックハウス症候群にかかっていることを気づかない方もいます。しかし、シックハウス症候群は喘息などの原因となることもあるため、確実に予防しておくことが大切です。
シックハウス症候群を予防するための第一のポイントは危険な化学物質を使わないということにあります。住宅は長い時間を過ごす場所です。ここに危険な物質が使われていれば、健康障害などが発生しても不思議ではありません。それゆえに危険な化学物質を使用せずに家を建てることが大切です。全ての化学物質に問題があるわけではないので、危険かどうかを専門家に判断してもらうことも重要となります。特に人に影響を及ぼしやすい場所に使われている建材については細かくチェックするようにしましょう。
住宅に化学物質が使われるのには理由があります。結露や断熱などの対策を行う上で化学物質を使用することでコストを下げることが出来るからです。特に結露対策を行うことは住宅を長持ちさせることにも繋がります。ただし、結露対策を行うために化学物質が絶対に必要かというとそうではありません。コストを少しかければ、化学物質以外でも対策を立てることが出来ます。
危険性のあるものを使わないことはコストダウン以上に重要なことと言えるでしょう。カーペットやカーテンなどに使用されている物質がシックハウス症候群に繋がるケースもあります。カーペットは新しく購入する方が多いものの、カーテンは住宅を建築する際に同時に付ける方が多いです。カーペットやカーテンまで安全な素材でできているかを確認しておきましょう。オーガニックのものや信用性の高い素材で作られていれば問題はありません。
住環境を整えることはシックハウス症候群を予防することにも繋がります。住環境が整っていないと徐々に住宅がもろくなっていき、やがて本来人が吸うはずではなかった物質が表に出てきてしまう可能性があります。健康障害を起こすような物質を使わないことはもちろん、万が一に備えて住宅や周辺の点検を行うことも大切です。
建材の中には安全かどうかの判断が難しいものもあります。そういった建材が使われようとしている場合には、スーモなど第三者の意見を聞いて安全性を確認することが重要と言えるでしょう。