住宅ローンを組むときには金利を比較して決めましょう

マイホームを建てる際に即金で支払うという方は少ないのではないでしょうか。多くの方は住宅ローンを組むことになります。住宅ローンは住宅を建てるためのローンであり、使い道が限定的であるため金利はやや低めに抑えられています。とはいえ、取り扱う金額自体が大きいこともあって住宅ローンの決め方は非常に重要となります。
住宅ローンを組む際にまず大切なのが金利です。マイホームを建てるときには数千万から数億というお金が動くことになるため、1%でも異なれば負担額は大幅に変わってきます。それぞれの金利を比較して最も損のないところと契約を結ぶ必要があります。金利には変動金利と固定金利が存在します。変動金利は景気変動に合わせて金利が変動していくタイプであり、固定金利はそういった変動がありません。経済情勢がどうなるか分からない以上、変動金利の柔軟性にはメリットがあります。
一方で固定金利は変動がないので安定した金額を返していきやすいという特徴を持ちます。当初固定金利のように最初は固定で始めるケースもあります。様子見をしたい場合にはこの当初固定金利を選ぶことが有効です。増税のタイミングを確認しつつ、低金利水準を活用することも大切です。低金利水準から通常の水準に切り替わるタイミングに注意しておきましょう。
金利が重要な要素であることは確かですが、他にも確認しておかなければならない部分があります。その1つはポイント制度創設です。ポイント制度創設により、特定の住宅建設の際にポイントが付くようになっています。ポイントの対象となるのは環境に良いとされる工法や特徴が適用された住宅であり、該当しているかどうかはハウスメーカーにすぐに確認することが出来ます。増税により、このポイント制度を活用することの重要性は一層高くなっています。
贈与税非課税枠を活用することも有効です。日本には贈与税や相続税など、財産が人から人へと移る際にかかる税金があります。贈与税非課税枠を活用することが出来れば、一部の税制で優遇される可能性が高まります。また、控除期間を組み合わせることで一層税額的にお得になります。控除期間などについてよくわからない場合は税理士に相談することも有効です。
住宅ローンの契約者は多くの場合、契約と同時に保険に加入します。これは契約者に万が一のことがあった場合に住宅ローンの支払いが免除されるものです。この保険があることにより、契約者の家族はローンの支払からある程度守られます。それゆえに住宅ローンがたとえ高額であっても組みやすくなっているともいえるでしょう。